賃貸の解約時、お部屋の明渡しの話
賃貸のお部屋の契約の最後は鍵の返還になります。基本的な話しになりますが、賃貸借契約は鍵を受け取る事で始まり、鍵を返す事で終了すると言えます。そのため、入居時の鍵渡しは原則契約始期日であると説明をさせていただいております。
今日は、解約の一番最後、鍵の返還に関する話になります。賃貸借の契約から解約に至るまでの大まかな流れは以下のとおりとなります。
入居申込 → 審査 → 重要事項説明 → 契約
→入居(鍵の受取) → 解約通知 → 鍵の返還 → 退去精算
解約をする際は、契約内容に沿った方法と前もって行う予告が必要です。解約の予告を行うとそれが受理されて、後は期間が満了するまでに家具家電や荷物の移動、諸手続きを済ませて当日を迎える事となります。
当社の場合は、解約の通知を受けた場合、同時に退去の立会の予定日をお聞きする事にしています。引越しも終わってお部屋に荷物の無くなった状態(入居前と同じ状態)のタイミングで担当者がお部屋に行って、一緒にお部屋の中をチェックするわけです。
もちろん、解約を通知するタイミングは明け渡しの日の1ヵ月以上前になるはずなので、その時には予定が未定であるケースも多々あります。その場合は、立会い希望日の数日前に日時の連絡をいただくようにお願いします。
退去の立会って何をするの?
さて、それでは退去の立会について。
まず、時間は5分~10分程度で終わります。関係資料を持参した担当者が、入居前の状況と退去する現在の状況を契約者様と一緒に確認していきます。
・傷やひどい汚れなどはないか?
・残している荷物はないか?(室内もですが自転車なども)
・最初から設置してあったものはちゃんと有るか?
・入居中に気になる不具合はなかったか?
・電気、ガス、水道などの解約状況の確認
・保険や保証会社の解約は出来ているか?
・郵便の転送手続きは出来ているか?
主にはこのような内容です。
傷や汚れなどは、入居前にチェックシートを提出いただいている場合はそれを参照します。昔の契約だったり物件によってはそういったシートが無い場合もあります。チェックシートがないから問題があるという事はありません。
退去後は、敷金などの精算を行っていく事になります。最近の契約では敷金の無い契約が多くなりました。しかし、敷金が無いからと言って精算がないわけではありません。退去時の状況を確認した後に、原状回復の見積もりを取得し、契約者の方の費用負担があった場合は、精算の内容に加えられます。
明け渡しの当日は、これらの精算が予め確定している場合を除き、後日この精算を行っていく流れとなります。そういったお話しも現地にて行います。
退去の立会ってした方がいいの?
最後に、この質問です。契約者の方からたまに聞かれます。どちらかと言うとした方が良いと思います。これは契約者様だけではなく、管理会社の立場からでもそのように思います。
理由としては
・お部屋の傷や汚れなどを一緒に確認出来る
・退去後の精算での行き違いを防ぐことが出来る
・手続きのし忘れなどが無いかを一緒に確認できる。
・入居中の状況のヒアリングが出来る。
・直接鍵の受け渡しなど行う事で安心できる
このようなメリットが双方にあると言えます。
僕たち管理会社から見ても、そのお部屋に住んでいた方から生のお部屋の感想を聞ける貴重な機会であるとともに、一緒にお部屋を確認する事で退去後の精算もスムーズに進む傾向にあります。そのお部屋を出る方にとっても安心できると思います。
ただ、急な転勤や引越し前後に時間がないといったケースもあり、立会による明け渡しが不可能だったりします。そういった場合は、残念ながら立会以外での方法をご相談する事にはなりますが、時間的に可能な場合は、少し面倒な作業にはなりますが立ち会って頂くことをお勧めします。
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