現在のお住まいが実家だったり、会社の寮だったりする方の場合はあまり関係のない話になりますが、今現在のお住まいが賃貸物件だという方。お部屋探しをする際に気を付けてほしいポイントがあります。
お部屋探しには理由がありますから、急な転勤などの場合は仕方がないとしても、なんとなく気分を変えたいから。今のお部屋の更新時期が近いから。という理由でお部屋探しをする場合に気を付けてほしい事。それは今のお部屋の解約を伝えるタイミングです。
住居の賃貸契約の場合、今のお部屋を退去するには、前もって解約の予告をしておいてください。という契約になっている場合がほとんどです。愛媛県だと、少なくとも1か月以上前には解約の意思を通知してください。という事になっています。(契約ごとに変わってくる内容なので、ご自身の契約内容がどうなっているのかは契約書の確認をお願いします)
この『1か月前の予告』について、『解約する月は日割り計算が出来ません。』あるいは『月割計算とします。』という文章が入っている契約が多いと思います。これは、退去する日がどの日であってもその月は1か月分の賃料が請求される。という意味になります。ですので、退去をするには、『来月引っ越しますね』『解約は翌月になります』という予告をする事となります。
細かな話しになりますが、例えば11月30日に解約の予告通知を行った場合は12月末をもって解約という受付が出来ますが、1日経過して12月1日になってしまえば、1月末の解約という扱いになってしまうわけです。(正確には解約はいつでも自由に出来るのですが予告期間が短い場合には、予告不足の違約金が請求されてしまう結果になってしまいます)解約を伝える時期は大事です。
ここで、お願いしたいことが1つあります。それは解約を伝えるタイミングです。解約には予告が必要になりますから、「早めに伝えておきたい」と焦る気持ちはあるのですが、順序としてはお部屋探しが先。気に入った物件が見つかって、申込みを済ませて審査OKの結果を待つ。OKが出てから解約の通知を出す。というのが一般的な流れです。
理由としては、賃貸物件の場合、一度出した解約の意思は、基本的には撤回が出来ないとなっている事が多いからです。先に退去する日の期限を切られてからお部屋探しを始めるのは危険です。どの物件でも問題なく審査がOKになるとは限りませんし、それまでに気に入ったお部屋が見つかる保証はありません。見つかっても、お部屋の状態や契約のスケジュールの関係で入居が間に合わない事だって考えられます。