賃貸のお部屋からの引越しをお考えの方へ
今、賃貸のお部屋に住んでいる方へ。中にはお引越しや部屋探しを検討している方もいらっしゃるでしょう。手狭になったから。もうちょっと設備の良い所に変わりたい。あるいはもっと家賃を抑えた部屋に移りたい。いろんな理由や事情があると思います。
中には、気分転換で。といった考えの方もいらっしゃるでしょう。住む場所や地域が変わるということは、想像以上にいろんな事に変化が生まれます。気分転換に引越しをするのはそういう意味で理に適っています。
ところで、お部屋探しを始めるのは構わないのですが、もしも実際に引越しをする事になった場合、今住んでいるお部屋の解約手続きが必要になります。賃貸契約の場合は解約する為には事前に解約の予告通知が必要とされています。一部例外はありますが愛媛県の場合は「1か月以上前に」とされています。
このブログを書いている7月6日現在、もしも今日解約の通知をするとしたら「8月5日」が1か月後という事になります。ただ、解約時の賃料は日割り計算しない。という賃貸契約の場合、7月6日に通知をしたとしても、実際には「8月末の解約」という受付となります。
この解約通知の方法は契約している物件によって違います。多くは、書面にて。解約通知書と言われる書類に必要事項を記入し、管理会社や家主様にお渡しする形をとります。(物件によっては、メールや電話などの方法で受付する事もあり得ます)
ところでこの解約通知。一度出してしまったら撤回が出来ない。というのをご存じでしょうか?
賃貸物件の特徴として、解約通知が出たその瞬間から次の入居者を募る募集が始まる。という事があげられます。オーナー様にとっては一日でも早く次の方が決まって家賃収入を得たいと考えるのが普通です。なので募集も早く始まるのです。募集をすれば次の方が決まる可能性があります。まだ空いていない空き予定のお部屋が、空く前に予約が入ってしまう事はなにも珍しい事ではありません。そうなった場合、いつ空きますとの通知の日程に従って、次の方が入居出来そうな時期を想定します。前の方が引越しを止めてしまったり、引越し時期が後ろにずれ込んでしまうのは困ります。もしもそういう事が起きそうになったとしても優先されるのは、後から入ろうとする入居希望者の側になります。そういう意味でも、一度出した解約通知は撤回が出来ないという事を覚えておいてください。
それでは、解約通知を出すのは、次のお部屋が決まってから?
解約通知を出す時期は自由ではあるものの、撤回が出来ないという事から、順番としてはまずは次に住もうとするお部屋の申込を済ませること。その際、入居審査という段階があります。申し込みをしたものの、審査のOKが出ないとその部屋には住めません。申し込みをして審査OKの連絡を確実にもらって、それから解約の手続きを始める。というのが一般的な流れとなります。その際に、契約時に必要な初期費用の見積もりも取得しておくと良いでしょう。
ごく稀に、来店した部屋探しの方から「今すぐ入れる部屋を紹介して」と言われる場合があります。実際には契約には時間が必要ですから「すぐ入る」というのは無理なお願いなのですが、先に解約通知を出していてその期日が迫っているからという理由だった。といったケースです。僕たちの立場からするとそういう危ない手順はおすすめ出来ません。それに不動産会社に行って「今すぐ入れる部屋を紹介して」と聞くのははっきりいって印象が良くありません。
また、部屋探しを始める際は解約通知の時期だけではなく、今一度賃貸借契約の中身を確認しておく事をおすすめしておきます。
・賃貸借の契約期間
・解約通知の予告期間
・違約金などが発生しないか
・退去時に支払いが発生しないか?
・特約に特別なことが書かれていないか
次の部屋に入る時に契約時の初期費用が掛かるわけですが、今住んでいるお部屋の解約についても何か費用が発生するかもしれません。そういった事をあらまし把握している状態でお部屋探しをした方が良いと思います。実際に、気に入った部屋が見つかって引っ越したいと思っていたのに、思わぬ費用が発生する事が分かって引越しを断念せざるを得なかった。といったケースも耳にした事があります。
賃貸のお部屋にお住いの方向けのアドバイスでした。
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