今後、お部屋探し~契約までこうなるかもというお話ですが、
現在も徐々に変化していっています。
A.近年、不動産業界の中で一番大きな変化は【IT化】です。
IT化とは?
インターネット技術やデジタル技術を駆使した業務効率化する事です。
じゃあ、このIT技術をどのような事に利用しているのかというと・・・。
お客様がインターネットサイトで物件をご自身で探す事ができるという事です。
ひと昔前のお部屋探しといえば、物件情報誌や現地看板などを見たり、お客様が不動産会社へ直接行って、お客様の条件にあった物件を不動産会社のスタッフがお探しするというのが主流でした。
現在では、ITの進化・スマートフォンの普及に伴い、お客様ご自身がインターネットサイトで物件を探し、気になる物件を不動産会社へ問合せするというのが主流になっています。
物件を探すのも、条件を細かく絞ったり、またAIがお客様の条件に合いそうな物件を紹介してくれたりと、スマートフォン1つで出来る為、いちいち不動産会社へ出向く事もなく、いつでもどこでも簡単にお部屋探しする事が出来るようになりました。その結果、部屋探しのために行く不動産会社の店舗数が、以前は1組あたりの平均が3店舗以上を回る計算だったものが、今では平均1.3店舗ほどと少なくなっているそうです。
部屋を決めるためには部屋を実際に見に行くというステップがあるわけですふが、忙しくて現地まで行く時間が取れない・県外からのお引越しの為、気軽に内見しに行けない。という方でも、不動産会社のスタッフだけ現地に向かい、LINEやzoom等のビデオ通話を利用する事で、お客様が現地に行く事なく内見する事が可能になりました。WEB接客と表現したりします。
※実際現地に行ってみないと分からない事もある為、リモートでの内見だけの場合は注意が必要です。
(匂い・音・明るさ・質感など・・・。)
契約手続きの中に重要事項説明(通称:重説)というものがございます。この重要事項説明は不動産業界の中では重要な業務の1つです。重要事項説明とは契約書に署名捺印する前に、物件についての情報や契約内容について【宅地建物取引士(通称:宅建士)】という有資格者がお客様に直接ご説明する業務です。
以前までなら、この重要事項説明は、お客様と直接対面して行わなければいけませんでした。そのため、契約者が遠くに住んでいる場合や、仕事などで時間がなかなか取れないような場合、契約がスムーズに進まないといった問題を抱えていました。その問題が、法改正によって2017年10月よりリモートでも対応する事が可能となりました。(通称:IT重説)
※IT重説を行うにはいくつかの条件がございます。ただ、これにより契約のためわざわざ不動産会社へ行かなくも契約手続きが出来るようになりました。
近年ではデジタル化が進み、契約書もデータ化してます。
契約書によっては電子サインで良いものもございます。いずれは紙の契約書が無くなり、全てデータで管理する事になるのではないでしょうか。
以上4つの項目が変化してます。
簡単に言うと、一度も不動産会社へ行かずともお部屋を契約出来るようになってきている、という事です。(実際に鍵をお渡しする時に初めてお会いするお客様もおられます。)将来もっとIT技術が発展する事で、お部屋探し~契約まで全てをAIが行う日が来るのかも・・・
そうなると人と人の繋がりがどんどん少なくなり便利の裏返しで寂しい気もしますね・・・。