「変動費(光熱費)」毎月の生活に大きく関わります
新生活2年目に突入の大野です。
さて、今日は水道やガスなど光熱費にまつわる話です。
お部屋探しの中で、「家賃」「共益費」「駐車場料金」等と合わせて、「変動費(光熱費)」も毎月の生活に大きく関わってくる重要な要素です。光熱費の中で「電気」は自由化に伴い選択が出来ますが、「ガス」や「水道」などはマンション・アパート毎に契約内容が決まっています。(ガスも自由化になりましたが、賃貸物件の集合住宅では一般に個別での変更が出来ません)
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物件を契約する時の「重要事項説明」で、これらのライフラインについて等は説明を受けることになります。「電気」「ガス」「水道」など、それぞれどのような状況で、どこと契約をすることになるか?
毎月の生活(変動費)にとても影響がある内容です。しっかりと説明を受けましょう。
水道料金の話
水道料金については、自治体の市町村ごとに決められた検針方法で数値を図り請求するのが一般的です。これが集合住宅の場合だと、市町村は建物の全体の数値を検針し、オーナーや管理会社が、その建物のお部屋ごと水道使用量を検針して、請求するパターンになったりします。
ファミリー世帯だと、部屋ごとに入居人数が違いライフスタイルも違うことから、額面通り、個別に検針を行います。
【↓お部屋ごと、個別に水道メーターが付いています】
ただ、これが単身向け物件だと、入居者が一人と限定できる事から、ある一定額を水道料金の固定額として(けして使い放題というわけではありませんが、サブスクのようなイメージ)毎月請求する形をとる物件もあります。
これだと、毎月の額が見えるので安心できるという言い方も出来ます。だたし、使い放題という意味ではないので、使用量が多すぎた場合などは、超過分を請求される可能性はあると思ってください。
これらは、物件資料に「水道料金〇〇〇円/毎月」となっていたり「水道料金:実費(検針)」となっていたりするので確認しておきましょう。
また「上下水道」とは別の表現になっている物件もあります。
地域に下水道が通っていない場合などは、「上下水道」という表現ではなく「上水道/浄化槽」のようになっていたりします。この場合は「下水道」の代わりに「浄化槽」という仕組みで排水処理を行っているという意味です。(ごく一部では「上水道/汲み取り」となっている物件もありますがここでは省略します)
通常生活する分にはどちらでもあまり影響はありませんが(戸建てを除く)水道料金に影響があります。
「上下水道」であれば、文字通り「上水道+下水道」の合算料金で請求されますが、「上水道/浄化槽」の場合は「上水道料金」が請求され「浄化槽」に関する費用は「共益費」などに含んでいるとなったりします。つまり表面上、「水道料金」が少なく済む可能性があるという事です。
また、逆の話しで「上水道/浄化槽」の物件から「上下水道」の物件に移った場合は、「水道料金が高くなった!」と感じる方も多いと聞きます。これは、料金が高い安いという事ではなく「請求方法が変わった」という理解になります。「浄化槽」の費用が「共益費」に含まれていたら、気持ち的には水道料金が安く済んでいたという言い方も出来るのかもしれません。(一戸建てや世帯の少ないアパートなどはまた違った考え方をするケースがあります)
お部屋探しの際には「上下水道」なのか「上水道/浄化槽」なのかにも注目して見ると良いのかもしれません。
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給湯に関わるガスについてですが、
ほとんどの場合下記の3つのどれかになります。
●プロパンガス
●都市ガス
●ガス設備無し(オール電化)
中心地に近いほど「都市ガス」が多くなる傾向があります。郊外に向かうほど、都市ガスのガス管の普及の都合で「プロパンガス」を利用した物件が多くなります。一般的に「都市ガス」の方がガス料金が安く設定され「プロパンガス」の方が高くなりがちです。それでも郊外で部屋探しをする場合は「プロパンガス」の物件が多くなるので致し方ないと言えます。
最近では「エコジョーズ」といった、環境にやさしく、ガスの燃焼効率の良い設備の物件も出てきました。この設備があると、ガスの効率が良い分ガスの使用量を抑えられるので「ガス料金」は抑えられます。オール電化でいう「エコキュート」「ネオキュート」のような感じでしょうか?
こればかりは、不動産会社でもガス設備状況の詳細は把握出来ていないので明確にお答えしづらいのが残念です。
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一般的には「都市ガス」の物件はガス料金が抑えられると考えて良さそうです。(ただし地方の場合の話しで、都市圏などはまた違う条件だったりするかもしれません)
お部屋探しで「都市ガス」で!という条件で探し方をする方もいらっしゃいます。ひとつの方法ではありますが、場所が限定されるのが辛い所です(都市ガスの普及している地域に限るという意)
ガスを使用しない「オール電化」も人気です。「安全」「光熱費が抑えられる」といった理由からでしょう。「オール電化」は基本的に、電気料金の安い時間(おもに深夜帯など)に電気を使ってお湯を沸かし貯めておく給湯方法です。お湯を貯めておくことから「お湯がやわらかくなる」という表現もされます。欠点は、一定の貯蓄量を越えてしまうとお湯がなくなって使えなくなる事でしょうか。
「オール電化」の場合は、「給湯パネル」に残量表示などもあると思うので、その管理が必要ですね。
【給湯パネルの一例】
かつては「オール電化」は安いというのが通説でした。僕も「オール電化」のマンションに引越して「光熱費は抑えられるもの」と思っていました。ですが現実は違いました。かつての「電気+プロパンガス」生活よりも今の「オール電化」生活の方が光熱費が上がっています。
僕の部屋は「エコキュート」「ネオキュート」などではなく、普通の「電気温水器」を使っています。その違いもありますが、一番大きのは「電気料金の体系」です。かつては「深夜電力が安い」事が大きかったのですが、電気料金の値上がりにより、深夜帯でも電気料金がそんなに安くありません。なので、「オール電化だからとってもお得だ!」とは言えなくなっています。(電気温水器かエコキュートかの違いも大きいです)
なので「オール電化」生活でも工夫が必要になります。
これは僕の場合の話しですが、1LDKの一人暮らしの僕の部屋には「350リットル」の電気温水器が付いています。主にお湯を使用するのは入浴時です。浴槽にお湯を張らずシャワーだけの場合、1度の入浴で少なくとも90リットル以上のお湯を使用するようです。
それを逆算して、毎日お湯を沸かすのを止めて、数日に1度お湯を沸かすように設定をして、3,4日はお湯を沸かさないようにしています。
これをすると、沸かす日はお湯がとても少なくなっているので、より多くのお湯を沸かします。その分、その日の電気代は跳ね上がります。ただし沸かさない日は電気料金が相当少なくなります。その電気料金の平均が、毎日お湯を沸かすよりも安くなるように研究して、僕の場合は3、4日毎に沸かす方が安くなるとなっています。
四国電力の場合は「よんでんコンシェルジュ」というスマホサイトで、毎日や+時間ごと使用電力や料金などが見られるようになっています。それをチェックしながら電気料金をコントロールしているのが現状です。(^^♪
ただし、一人暮らしで使用するお湯の量が計算できるから出来る事なのかもしれません。
物価高で世の中大変です。普通に生活するだけではなく、いろんな工夫をしながら生活費を考え直していく必要がありますね。
お部屋探しも「家賃」「共益費」「駐車場料金」ばかりに注目するのではなく
「上下水道」か「上水道/浄化槽」なのか
「プロパンガス」か「都市ガス」か
あるいは「オール電化」なのか
に注目する事も必要かと考えます。
とはいっても、
あまり意識し過ぎるのは、良い物件との出会いの妨げになる場合もあります。ほどほどに、だけど意識もしつつ、お部屋探しをしてみましょう。(^_-)-☆
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↓お部屋に飾るインテリアの話