お客様の状況によって物件紹介の方法は変わります。
大野です。
繁忙期(業界では繁盛期とも言います)真っ只中、皆様、お部屋探し、契約、引越しの準備等順調に進んでいますか?特にこの時期は、計画をしっかり立てて行動すべきと考えます。出来るだけ後になって慌てる事のないように。
さて、日頃、不動産に関するノウハウの記事を書いておりますが、今日は、お客様へというよりも不動産会社の営業スタッフの方にお伝えしたい(お願いしたい)内容になります。
それは、物件への案内に関する話です。
不動産会社のの営業スタッフは、お客様によって物件を紹介する方法が変わります。こう言うとこれからお部屋探しをしようとする方は「え!?」って不安に思うかもしれませんが、紹介する物件の内容が変わるという意味ではなく、お伝えする方法の話しです。
お引越しに慣れている方か、ほぼ初めての引越しか
単身で部屋探しをするか、ファミリーや新婚さんか
土地勘のある方か、地域が全く分からない方か
その状況に応じて、最低限の説明に留めるか、詳しく話すか、お一人に話すか複数の方に話すかなどといった具合に。
これは僕がいつも考えるイメージなのですが、お客様の知識や経験と、営業スタッフの補足を足して10になるような感じ。
お客様の知識が「7~8」くらいまであるなら、こちらは「2」を足すくらいの感じで余計な事を言い過ぎない。その分を時間短縮したり、違う話をするような意識です。逆にお客様の知識が「2~3」くらいだとしたら、こちらはそこに「7」くらい情報をしっかり伝えるよう意識する。お客様に時間の余裕があれば、より詳しくお話した方が良いと考えています。(これはあくまで僕の中のイメージの話しですが)
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お部屋探しの際に、土地勘がどうかというのはとても重要です。
それこそ、今現在松山市や大洲市に住んでいる方が、同じ地域に引越しを考えるなら地域性やどの辺に住みたいかなどは話やすいです。ですが、市外や県外の方なら、どの辺が良いのか?皆さんはどうしているのか?など気になると思います。土地勘があまりない方は、そのまま営業スタッフに伝えた方が良いです。
そして、重要なのは、物件のご案内方法です。
松山市近郊や大洲市では、主に営業車を使って実際にお客様とお部屋に移動します。それぞれの車に分かれて2台で現地に向かう場合もありますが、複数のお部屋を回る場合、物件に行った時駐車する区画がない場合などは1台に乗り合わせていきます。
お客様は後部座席にお座りになるでしょう。営業スタッフや物件の案内専用スタッフが運転してお連れすると思います。日頃自分で車の運転をする方は分かると思いますが、誰かの運転する車に同乗していると、不思議と、道路やその物件への行き方などが覚えにくかったりしませんか?自分が運転するのと、誰かの運転で行くのとはけっこう大違いなんです。
ちなみに、僕が田舎(現在の久万高原町、旧柳谷村)から出て来て松山市で初めて部屋を借りた時の事。
営業スタッフの方が運転する車に追従する形で2件の物件を見学し、後から見た物件で決めました。後日契約をして、引越し日に不動産会社で鍵を受け取ってから、スムーズに決めた物件まで行けませんでした。結構迷いましたよ。
不思議に思う方もいるでしょうが、見学の際に、先導する車に付いて行っただけで、その時にどの道をどう走ったかなんて覚えていなかったんですね。今みたいにスマホなんてありませんし地図もないので、感を頼りに部屋に向かったような、、、。いや、途中で不動産会社に電話したかな?
「すいません、僕の部屋どこでしたっけ?」
先方の不動産会社の人は唖然としたでしょうね。これからの生活大丈夫かしらって不安に思われたかな?でも、きっと僕のその時の状況を分かってくれる地方出身者、意外と多いと思っています。
物件を案内する際には、そのような事も意識してトークしたり、分かりやすい行き方を心掛けてほしいと思います。あまり近道やショートカットなどせずに、出来るなら大きな道路を走ってください。お客様から要望があったり、帰り道とかなら「抜け道」や「近道」もありですが。
それと、これは「松山市」のお部屋探しの案内についてですが、市外や県外からお越しの方は、土地勘とともに「そもそも今どの辺にいるんだろうか?」が分からないはずです。重要なのは物件でありお部屋ではあるものの、「とにかくそこに行けばいい」という考え方だけでは不十分だと考えます。
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そこで、土地勘があまり無いというお客様の場合は、今どこにいて、どういうルートで自動車で移動して、物件を見学しているのかを、運転しながらでも、少しでも伝わるようにトークしてあげてほしいです。「松山市」の場合は、中心に「松山城」があり、中心地の松山市駅にはランドマークの「観覧車くるりん」があります。
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中心に見える「松山城」「観覧車くるりん」などを基準にして、お客様の目的地(職場だったり学校だったり)のだいたいの位置を説明しながら「JR松山駅」「松山インター」「松山空港」「松山観光港」「道後温泉」「銀天街」「大街道」「愛媛大学」「松山大学」「国道56号線」「国道33号線」「国道11号線」「国道196号線」「環状線」「平和通り」「空港通り」「新空港通り」「フライブルグ通り」「サクラメント通り」「フジグラン松山」「えみふる松前」などなどの目印となり得るキーワードを使いながら。
いま、どの辺走ってて、目的地はどこでなど。
また「高知、久万高原町方面」「香川、高松方面」「宇和島、大洲方面」「北条方面」などの方角などを伝えた方がイメージ付きやすい方もいらっしゃいます。
たとえば、僕に説明するんだったら「この道を右に曲がったら、久万高原町の方に行く33号線に出ますよ」みたいに教えてもらえたら土地勘がなくてもだいたいの位置やイメージが出来やすくなります。
GoogleMAPとかあるから平気!って方も多いでしょう。ですが、事前に紙で市内の地図を渡しておいて、「今はこの辺を走っています。」みたいに伝える方法も有効です。(車の中で酔わないように気を付けてくださいね)
これは「松山市の不動産あるある」なのですが、空いている物件がとても多い上に、いろんな会社同志で物件情報を共有したりしているので、不動産営業スタッフや案内専用スタッフは、実は行った事がなく初めて行く物件の案内が多いんです。なので、これは情けない話ではありますが、その物件に辿り着くのに必死という方もいると思います。
お客様を現地にお連れするスタッフの方は、安全運転を意識して、お客様ともトークして、鍵の確認や、どこに車を置いたらいいかなど、考える事が頭の中いっぱいいっぱいで物件案内することにはなるので必死で大変です。ではありますが、お客様の土地勘のない土地でのお部屋探しで不安な気持ちが少しでも和らぐように、少しでもイメージがしやすくなるように心掛けていただけると幸いです。
繁忙期で大変ですけど頑張りましょうね。
(全国のすべての不動産会社営業スタッフの方へ)
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↓お部屋に飾るインテリアの話