設備について~建物や共用部、お部屋の中など
大野です。昨年の繁忙期(業界では繁盛期とも言います)である3月6日に引越しを終えてもうじき1年になります。時の経過はあっと言う間ですね。引越しは生活の環境を大きく変えます。良い面もそうでない面もあるかもですが、引越して良かったなと思っています。
さて、引越しをするには、お部屋探しからとなりますが、そのお部屋探しの際(主に賃貸物件の部屋探し)に重要になる事の一つに「設備」があります。物件資料やネットの情報でも「エアコン設備」「オートロック設備」などの言葉が出てくると思います。
建物では
「オートロック」、「エレベーター」、「TVアンテナ」など
共用部では
「駐輪場」、「宅配BOX」など
基本的に建物や共用部にあるものは、建物のオーナー(貸主さん)が所有していますから、設置されているものは「設備」だという事になります。「玄関ドア」や「共用部の電気」「フェンス」「消防関連のもの」などもそうですね。
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さて、その「設備」ですが、「室内」に目を向けますと、そこにある全てが「設備」とは言えない場合があるのです。
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基本的に、お部屋に組み込まれている物「キッチン」「洗面台」「ドア」などは設備です。建物オーナー(貸主さん)が設置しているものですから「設備」という事です。ですが、室内の場合は「設置されているけど設備ではない」というものが存在したりします。
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「設備」に対して「残置部(ざんちぶつ)」という言葉があります。「設備」は先述したとおり建物のオーナー(貸主さん)が設置したものですが、
「残置物」とはオーナーではなく「前の入居者さん」が残して置いていた物という言い方が出来ます。不要なものなら、それは退去時に持ち出す(原状回復)べきものですが、まだ使えそうな物でオーナーがそれを許可したものは置いてある場合があります。
この「設備」か「残置物」かの話は、先日のBS特集ドラマ「正直不動産ミネルヴァSPECIAL」を語らう座談会のような番組でも、お部屋の見学時に注意してほしい点として取り上げられてました。
「残置物」ですが、代表的なもので「照明器具」「ガスコンロ」「家電」そして「エアコン」が「残置物」となっているケースもあります。お部屋の見学の際、目に入るものはすべて設置物で「設備」だと思いがちですが、その中には「残置物」が混在している事がありますのでご注意ください。「照明器具」や「エアコン」などは、リビングのは「設備」だけど、洋室や和室のものは「残置物」といったように区分されている場合もあります。不動産営業スタッフはそれを正しく確認し、お部屋の見学時や重要事項説明時にしっかり伝える必要があります。お部屋を探す方もそういうものだと理解して見学や契約に臨んだ方が良いですね。
「設備」と「残置物」の違いでご注意を頂きたい点で、まず一番大きいのは「それが故障や不具合が起きた場合にどうするのか?費用はどうなるのか」です。
基本的に「設備」の不具合は「貸主さん」
「残置物」は「借主さん」となります。
夏が近づき、ずっと使っていなかったエアコンを付けたら不具合が起きていた。それを直してもらおうと相談したら「残置物で借主の負担で直さないといけなかった」といった事が起こり得るわけです。それに「残置物」だったら、その処分までが必要になる可能性もあります。これは貸主であるオーナーさんにも言えることです。「設備」に不具合があればそれを直す必要が貸主さんにはあるという事です。(ただし、使用状況に著しく問題があった場合などは、たとえ設備であっても、借主さんも負担しなければいけない場合はあります)
そして、もう一点気を付けておきたい点が。
「残置物だった場合、お部屋を見学した時にあった物が、契約時には設置されていない。といった事起こり得ます。たとえば「照明器具」。お部屋を見学する際には「暗くて見づらいだろう」ととりあえず付けておいたが、それは「設備」ではないので、お部屋が決まったら外してしまったとか。そのため、お部屋に入る方が自分で好きな照明器具を自由に付けてくださいね。って事になります。
また、ごく稀にですが、「設備」と表記してある「エアコン」が見学時にはまだ付いてなかったけど、お部屋が決まったから新たにエアコンを設置した。というケースもあり得ます。「有る」と思ったものが「無い」と困りますが、「無い」と思っていたものが「有る」のも困ります。これらは契約の前の「重要事項説明」には説明がされますが、ちゃんと説明を聞いておかないと勘違いしてしまって、後から困ってしまいますのでご注意ください。
特に、お部屋の見学時などは細かな設備や設置物まで目がいかなかったり、覚えていなかったりもするでしょう。随時質問をしたり、必要に応じてメモをとったりする事をお勧めします。
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