さようならクリーニング屋さん
今年の３月６日に引越しを終えて８ヶ月半経過しました。
今年が年男の大野です。
とにかく今年はいろんな出来事が僕の身の回りで起こりました。
個人的には引越しをした事が大ニュースとなる１年でしたが
それを更新するような出来事も日々起こっています。
それらは、しかし良い出来事が多いです。
「セロい」新生活を送っております。
【セロいとは？】
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」。幸福度を感じるとセロトニンというホルモンが多く分泌される状態になるそうです。幸せを感じている状況であること。これを勝手に「セロい」と呼んでいく事に決めた大野です。エモいの引用みたいなもんですね。幸せとは探すというよりも見つけるもので、もっと言うと気付くもの！だそうです。この「セロい」という言葉。まだ流行ってないけどね。流行語大賞ノミネート狙っています。(^^♪
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さて、そんな「セロい」毎日ですが
先日は久々に寂しい出来事が起こりました。
タイトルにもした「行きつけのクリーニング屋」さんが閉店したんです。
先週だったか、預けていたズボンを取りに行った際、
お店の入口はいつものとおり開いてるから中入ったら
カウンターのある店内の正面に見慣れない張り紙が。
文章が手書きで書かれています。
要約すると、高齢のため仕事の継続が難しくなったとの事。
僕が引越しをする前のマンションの近くに、そのクリーニング屋さんはあります。
約２０年間通い続けたクリーニング屋さん。
僕の名前をなかなか憶えてくれなかったおばちゃん。
逆に僕の車が停まっただけで返却の背広を出して待ってくれているおじちゃん。
通い始めて３か月後くらい、
おばちゃんが僕の名前を言ってくれた時はとても嬉しかったな。
近所にある居酒屋さんでたまたま一緒になって飲んだ事も数回あった。
優しくて愛嬌があって可愛らしいご夫婦だった。
僕は引越しをして、たとえお店が遠くなっても、クリーニングはここに出すと決めていた。
休みの日は、そこに毎回行っていた。僕の休日の一つのルーティンだったのに。
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ありがとうクリーニング屋さん
張り紙を見てしばらく呆然としていたら
お店のおばちゃんが奥から出てきました。
「おばちゃん、店本当にやめるん？」
「悪いねえ、もう体がしんどくてね」
僕は預けてたズボンを取りに来たんですが、
手にはこれを今回預けようと背広を持ってました。
ズボンを受け取って、背広を預けるつもりが
預ける事が出来なくなってしまった。
だから、おばちゃんに見えないよう後ろ手に背広を隠し
「今までありがとね」ってお店を後にしようとしたら
「それ、手に持っとん出してや」
って、まさかの背広を預かってくれました。
最後にこれだけはクリーニングするけんって。
もう、なんか泣きそうになって
おばちゃんかまんよ。悪いけん。
って言ったんですが預かってくれました。
とてもとても嬉しくてそして寂しくて
でももう１回今度、受け取りに来ることが出来るようになって
それも嬉しくてお店を後にしました。
なんだろうな、選ばれるお店。
人間味っていうのだろうか。
最近薄れてきたような感じのする言葉だけど
それを強烈に感じた出来事だったな。
その日の夜、街中でとある先輩方との飲み会がありました。
解散して、最後一人でラーメンを食べて帰りました。
その店で、懐かしい曲が有線で流れていて
ラーメンも美味しかったけど、昼間のクリーニング屋さんの事思い出して
涙が止まらなくなったな～。あれも形を変えた「セロい」なんだろうか？
(^^♪
ラーメン屋さんの方達は
自分達のラーメンの味に感動していると思ったかもしれませんね。
あたたかみ、ありがたみ、そして人間味。
いろいろ考えさせれる一日でした。
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