毎日の生活の中で必ず出るのが「ごみ」です。商品を包んでいるビニール袋、飲み物が入ったペットボト
ル、魚や肉などの食品をのせるトレイなど、家の中から出るごみはさまざまです。
自治会、町内会、マンション、アパートなどの「ごみ集積場」に出されたごみは、市町村の清掃センターで燃やして、燃え残った灰は、最終処分場に埋め立てられます。また埋め立てられる量にも限りがあるため、なるべく燃やすごみの量を減らす必要があります。
リサイクル可能なものを増やすことは限られた資源の有効活用と、焼却や埋め立てが必要なごみの量を減らすことで処分のためのエネルギーや燃料消費量を減らし、温室効果ガスや有毒物質の発生量を削減することにつながります。環境に配慮するためにはごみを減らすことが必要であり毎日の生活の中で3Rに取り組む事が重要になります。
①Reduce(リデュース)「ごみを減らす」
・買い物にはマイバックを持参し必要のない包装やレジ袋などは断ります。また日常生活の中では、「ごはんを残さず食べる。」、「食品を消費期限内に食べる。」などの「食品ロス」を無くすことが生ごみを減らすことに繋がります。
②Reuse(リユース)「繰り返し使う」
・生活用品の中には、容器を繰り返し使えるように「つめかえ商品」が数多く販売されています。また一昔前は、「使い捨ての時代」などと言っていましたが壊れたものは修理して使ったり、いらなくなったものはフリーマーケットやリサイクルショップを利用して必要な人にゆずったりすることで物の価値を最大限に生かしましょう。
③Recycle(リサイクル)「資源として再利用する」
・限られた資源を有効活用するためには、正しく分別を行うことが必要です。「混ぜればごみ、分ければ資源」という言葉があります。ペットボトル、空き缶、段ボール、新聞紙などの分別したごみは、地域の集団回収やスーパーの店頭回収などを利用し資源の回収に努めてください。
いま、地球上の海の中には、約3億トン以上のプラスチックごみがあると言われています。プラスチックは自然の中で分解されにくいので、いつまでも海に残り続けて、これからも増え続けるといわれています。このプラスチックごみを魚が食べてしまうなど、海で暮らす生物の環境に影響を与えてしまう「海洋ごみ問題」が、いま世界で大きな問題になっています。実は、海洋ごみのほとんどが、元々はわたしたちの生活から出たごみで、川などを通じて海に流れでたものだといわれています。
*ポイ捨ては絶対にしない、リサイクルごみは積極的に分別し資源回収に協力する、ごみをなるべく出さない生活に変えていく、身の回りのゴミを拾うなど、身近なところからはじめましょう!*