ネットなどで見かける物件情報について
大野です。
繁忙期(業界では繁盛期とも言います)真っ只中、皆様、引越しの準備、お部屋探し、などなど順調に進んでいますか?
毎年のことですが、この時期は年度末でもあり、慌しく大変な時期です。前もって計画を立て、それに向かって予定を確認しながら効率よく物事を進めていかないと、後々大慌てして大変なことになってしまうかもしれません。
そんな繁忙期ですが、今日はネットの情報について。
↓こちらは、不動産に関する全般のお問合せ先
↓ビジネスLINEでお部屋探しの依頼などは、
いまは、ポータルサイトである
●SUUMO(スーモ)
●HOMES(ホームズ)
●athome(アットホーム)
●CHINTAI(チンタイ)
といった物件情報のサイトや
●カナリー
に代表されるようなアプリでの部屋探しが主流です。
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どのサイトでも「エリア検索」「駅・路線から検索」「地図検索」といった検索方法や、「不動産会社を探す」といったルートで物件探しをするようになっています。
一度検索の条件を入力しておけば、「おすすめ物件」のように、条件に合致した情報や、新規(NEW)の情報が通知されたりもします。
とっても便利ですね。
この物件情報ですが、いろんな、そして多くの不動産会社が物件を発信しています。ちなみに、松山市内の不動産会社ですが、SUUMOに44社。HOMESには143社。物件の発信をしているようです。
(どちらも2025年2月25日現在)
多くの会社が情報を発信するという事は、ユーザーさんにとってはきっと良い事でしょう。その分だけ情報量が豊富と言えますので。
ただ、ちょっと分かりにくいな、と思う事が2つあります。1つは、同じ物件を、いろんな不動産会社が同時に発信している事。もう一つは、このブログのタイトルにもした「即入居できるお部屋」と、まだ見る事の出来ない「空き予定のお部屋」が混在していることです。
まず、同じ物件をいろんな不動産会社が発信している事について。
どの不動産会社も、自社の情報がユーザーさんの目に留まり、そして自社で契約をしたいと考えますから、発信できる情報なら少しでも多く発信したいと考えます。
以前は、それらの同じ物件の情報が、会社別にずら~っと並んでしまって、今よりも見づらかったと思います。たくさんお部屋があるようで、実はそれらが1つの同じ部屋だった。という事が多かったんです。
最近は物件ごとに「名寄せ」する事で、「〇〇マンション〇〇号室」という1つの物件となり見た目スッキリしました。その物件情報(「〇〇マンション〇〇号室」)に発信している不動産会社の情報が紐づくようなイメージです。
ただ、これだとスッキリした反面、「一体自分はどの会社に問合せをしたか?」が分かりづらくなったと聞く機会が増えました。なんとも大変ですね。
即入居できるお部屋と空き予定のお部屋が混在する理由
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ネットに発信されている情報の全てが「現在空いていて予約も入っていないお部屋であり、実際に現地の見学も出来るし、契約をする事も出来るお部屋」であれば、相当スッキリした情報になります。
「問合わせたら決まってた」「今度の土日に見に行こうと思ったが、まだ入居中で室内は見学できないと言われた」といった事がなくなります。
しかし、これは賃貸物件の一つの特徴でもあるのですが、「空きの予定」が出た段階で、次なる入居者の募集が始まるんです。
契約内容にもよりますが、居室の場合、そのほとんどが「1ヶ月以上前に解約の予告(通知)を行ってください」という内容です。
この1ヶ月という期間ですが、オーナーにとっては次の入居者の募集を少しでも早く始められるので、その分だけ空室の期間を短く出来る可能性が高まります。オーナーは、お部屋が長く空室となる状態は避けたいですから、空くのが分かればすぐに募集したいわけです。少しでも早く入居が決まる事で、想定していた家賃収入を得て安定したマンション経営が出来ると言えます。なので、解約が決まると入居者募集が始まる事が多いんですね。
お部屋探しをする方の中には、引越しの時期はいつでも良いので、良い情報があれば「早く」そして「たくさん」知りたい方がいらっしゃいます。
ただし、期限が決まっている方は少し違います。
特に繁忙期のお部屋探しは、「3月末までに必ず」「4月1日には入居する」といったように期限が決まっている方がメインとなる時期です。どんなに条件が希望に合っている物件でも「先々の空き予定の部屋で、現在はまだ空いていないお部屋」には住めません。
これは、よく受ける質問です。たとえば3月末の空き予定のお部屋があるとします。このお部屋は「3月末までには空く」という意味になります。そこに現在まだ居住中の方のお引越しや、鍵を返還するタイミングというものがあります。
その部屋は、もしかしたら3月20日頃に空くかもしれないけど、最終日の31日になるかもしれない。となると4月1日にはまず入居出来ない部屋となります。(これが、たとえば3月20日に必ず部屋が空くと決まっておれば話は変わってきますが)
賃貸のお部屋は、前の入居者が引越しを終え退去し空室になっても、その後に美装や不具合箇所の修繕が必要になります。繁忙期だと業者さんも忙しいので、すぐに対応出来ない可能性もあります。
通常は、空室になってから一定の準備期間(目安は5日~7日くらい)がないと、次の方が入居出来る状況にならないんです。そういった点からも、空き予定の物件は、入居する期限が決まっている方にとって注意が必要なのです。(入居できるタイミングが少し遅れても平気なのかどうかといった確認が必要です)
ネットの情報には、こういったいろんな状況のお部屋が混在しています。2月~3月の時期は、特に「空き予定のお部屋の物件情報」も多く掲載されています。つまり、情報はとても多いように見えても、ユーザーさん自身が検討の対象と出来るお部屋は、実は多くないかもしれません。
ネットで掲載されているお部屋の情報の中で「お部屋の状態」が「即入居」なのか「空き予定」なのか。
あるいは「相談」「リフォーム中」といった状態で表示をされているのか是非注目してみてください。
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↓お部屋に飾るインテリアの話