お客様に合う物件探しは重要な業務です。
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不動産の仲介業とはマッチングさせること。貸したい方と借りたい方をどうやって繋いでいくかという仕事になります。最近ではスマホのサイトを見て気になる物件を見たいと物件の指定をいただくケースもありますが、よく分からないから店舗に来てみた。という方も増えています。たしかに松山市などは物件情報が乱立しているとも言えるので物件探しは大変だと思います。情報が多いのは良い事ですが、取扱う不動産会社も多いのでスマホサイトも検索がしづらくなっているのかもしれません。
さて、物件探しでお客様がお越しになった場合、探している物件の条件を聞いていく事になります。物件の知識をいっぱい持っている事は当然大事なのですが、それと同じくらい或いはそれ以上に大事なのが、この条件を聞く事。「聞く力」が求められますが「引き出す力」と言いましようか、お客様の頭の中で描いているイメージのようなものを、整理しながら少しずつ形にしていくような事。
最初から条件がしっかり定まっている方はそう多くいらっしゃいません。仮に条件が定まっていたとしても、相場が違っていたり条件が難しすぎたりする事も多々あります。理想のお部屋探しの夢を壊すわけにはいきませんが、理想とともに現実的な事も考えながらお話していく必要があります。
また、なかなか初対面の人に対して「お金のこと」や「ライフスタイル」「仕事のこと」など、部屋探しに必要とはいえ話ずらいものです。出来るならあまりそういう事には触れずに理想の物件がド～ンって出てきてほしいと思うでしょう。でも、それがなかなか出来ないんです。営業スタッフは、お客様が思い描いているイメージと、現実にどのような物件があるのかを頭に入れつつ、希望に沿うような情報を提供できるようにしなければなりません。
そのためには前述の
「お金のこと」＝希望家賃や収入
「ライフスタイル」＝お店等近隣環境やお部屋の広さ間取など
「仕事のこと」＝審査に関わる内容でもあり、通勤の利便性など
が重要で、把握出来ている方がより物件が紹介しやすいのです。
どうやって物件を探しているのでしょう？
実は不動産会社の営業スタッフも、一般のポータルサイトを時折参考にします。自社扱い以外の物件が見つかることもあるし、知らない物件だってあります。ただ基本は、自社の管理している物件、オーナー様と直接やりとりしている物件、他社やハウスメーカーからの情報などを織り交ぜながら物件を探していきます。
自社で管理している物件は、空いているお部屋や金額などの把握が出来ています。お部屋の状況なども分かっているので紹介がしやすい物件です。オーナー様が直接管理している物件は定期的に電話物調（通称電物）を行ないます。
それ以外にも、毎日ＦＡＸ、メール、専用サイト、あるいは直接業者さんやオーナー様が物件情報を持ってきてくださる事もあります。そうやってたくさんの情報を精査しながらお客様に合う物件を日々探しています。
賃貸物件を探す場合、不動産の営業にとって大切にしたい事は「そのお客様はなぜそのような条件でお部屋を探そうとしているのか」を正確に把握出来ている事です。お客様が積極的には話したがらない「お金のこと」「ライフスタイル」「仕事のこと」をちゃんと聞くのも、部屋探しの「なぜ？」の疑問を担当者が答えられるくらう把握しておくためです。
収入や、会社の社宅規定などが分かっていると、お家賃の話や提案がしやすくなります。今の住居の広さや家族構成、家具家電の大きさを聞いていると間取りの話がスムーズです。職場や実家の位置が分かると物件を探すエリアが分かりやすくなります。そして、引越しや部屋を探す理由が共有出来ているとそれを踏まえた部屋探しのお話が出来ます。
物件探しは、お客様と営業担当の意思疎通をどうするかが結構重要になってくると思います。
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