2階以上のマンションの水道検針を行なっています。
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不動産の仕事の中に水道検針があります。電気やガスは、それぞれ電力会社さんやガス会社さんが検針を行ない個別請求する形が主なのですが、水道は少し違います。市町村の公営企業局、あるいは委託会社が直接検針する物件と、オーナー様や管理会社が検針を行なう物件に分かれます。
例えば松山市の場合、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社という所が委託会社として検針や請求など行ないます。(フランスが拠点の環境サービス企業です)ですが、全てのお部屋を回るわけではなく、主には2階までのアパートや戸建て物件となり、集合マンションなどは全体の合計のメーターを検針する事になっており、各お部屋の個別のメーターは、オーナー様か管理会社が検針して回ります。
オーナー様や管理会社が検針した場合は、地域の水道料金表に照らし合わせて、毎月あるいは2ヵ月ごとに家賃と一緒に請求させていただくわけです。(一部例外もあります)物件によっては下水道が通っている物件と、浄化槽を使用した物件に分かれます。下水道があれば、これも地域の料金表を基に計算して加算しますし、浄化槽であればそれは別の請求となります。(マンションで排水が浄化槽の場合は、使用料などが共益費に組み込まれている場合が多いです)
これは余談ですが、引越しした途端に水道料金がとても高くなった。という感想を聞くことがあります。一概には言えませんが、「今までは浄化槽の物件だったが下水道を使用している物件に引っ越したから」という事が考えられます。(違う地域に引越し場合や、戸建てやアパートからマンションに移った場合などにあり得ます)また別の理由として、市町村や県単位でも料金は変わってきます。松山市は水道料金が高いとよく耳にします。一つの理由は、公営企業局がヴェオリア・ジェネッツという会社に外注をしているからと言えます。
さて、ここからは水道検針をしている人しか分からない(?)かもしれない「水道検針あるある」を。地味だけど意外と大変なんですよ水道検針。特にマンションの場合は、間取り図によく登場する「PS」や「MB」といった場所にメーターが隠れているから。(「PS」は手紙の追記ではなく、笑。パイプスペースの略。水道やガスの配管、下水管などが隠れている場所です。同様に「MB」はメーターボックスの略。こちらは主に水道メーターや止水栓、ガスのメーターなどが格納されている場所になります)
・1個1個PSの扉に鍵が掛かっている。
戸数の少ないマンションは良いですが大型マンションだと、そのたびに鍵を開けて見て確認して数字を控えて閉めての繰り返しで意外と忙しい。あと、鍵が固くてなかなか開かなかったり、閉まってくれない扉もあったり。(滅多に使わない場所だから修繕は後回しにされがち)
・PSやMBの中は暗い。
これはお察しの通りでだいたいのメーターは暗い所に明かりを当てて見る事になります。「0」と「8」とか、「6」と「8」とか、「9」と「8」とか結構見分けにくいんですね。そういう時は前後の数字を見たりして判断するようにしています。
・メーターが反転してたりして見ずらい。
これ一番困るパターン。さきほどの数字じゃないけど「9」か「6」か、「7」か「1」か。見間違ってしまうと請求する金額がその分増減するわけですから問題です。なので、PSの中に首を突っ込んで、そして首を傾げたりしながら・・・・・とても誰かに見られたくないような格好で検針するわけです。笑
・配管がたくさんある場所は、検針の為
首を突っ込まなきゃいけなかったり
なので、PSに頭突っ込んで藻掻いている人を見かけたら水道検針で苦労しているんだな~と思ってください。笑
・蜘蛛の巣の餌食になる事も
同上。笑。
最後に少し真面目な話を。
水道検針は、水道の示すメーターの数値を確認して控える仕事です。ただ、それだけではあるのですが、数字を見る時に前回や今までの数字の傾向と今回の数字を比較するようにしています。もちろん夏場・冬場の違い、家族構成の変化などによって時期で数字は変わります。ですが、稀にそうごく稀に異常値を検知する時があります。数字が大きすぎる(使い過ぎているともいえるが、漏水を起こしているかもしれない)数字が動いていない(安否は大丈夫か?長期外出かなにかか?)
そういう時には異常値の原因や理由などを確認する必要が出てきます。そういう意味ではただ数字をひろうだけではない重要な役目だと言えます。
先日とあるマンションで異常値(どんどん数字が増えてきている)のお部屋がありました。お客様に連絡をしました。ありのままを伝えた上で「何か心当たりはありますか?」。何も心当たりがなければ漏水の疑いあり。でもそのケースでは「子供が産まれて使用量が増えているので自覚しています」との答えだったので、ま~なんといいましょうか安心をしました。
今日はちょっとマニアックな話だったかな。
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