契約書ここに気を付けて!
では契約書にはどんなことが記載されているのでしょうか?合わせて注意点についても確認してみましょう。
【建物の情報】
名称、号室、所在地、構造、間取りなど
借りる予定のお部屋と相違がないか確認しましょう。
【設備の情報】
トイレ、浴室、エアコン、給湯などの備え付けの設備
契約書に表記のある設備については、通常の使用により「動かなくなった」「壊れてしまった」などの場合には家主さんの負担になります。また室内の内見をした際に設置されていたものが設備として契約書に表記がない場合は残置物の可能性があります。残置物とは、前の入居者様の方が貸主の承諾を得て退去時に撤去せずに残していったものなので、使用することは可能ですが、故障した場合は家主さんからの補償はありません。
始期から終期の契約期間、更新方法、解約予告期間など。1年若しくは2年の契約期間であることが多く、更新の際には更新料や手数料が必要な場合があるため確認しておきましょう。
礼金や敷金の額、敷金の精算方法など
敷金とは退去時に戻ってくるお金になりますが、ルームクリーニングや原状回復費を差し引後の金額が返金されることが多いです。物件によっては、償却があり一定額が差し引かれた後、清掃費用に充当されるため、返金された金額が思っていたより少なかった。などのトラブルを防ぐためにもあらかじめ確認が必要です。礼金については、返金のないお金です。
毎月の家賃や共益費(管理費)、駐車料等の金額、支払期日、支払い方法など
毎月必要になるのは家賃だけでなく、共益費や駐車料、物件によっては町会費なども毎月の支払いが必要になります。支払方法についても振込や引落しなど様々ですが、支払い期日に遅れることがないよう注意しましょう。
家主様の情報(家主の氏名、住所、連絡先など)
管理者の情報(管理者の氏名、住所、連絡先など)
仲介者の情報(仲介者の氏名、住所、連絡先など)
宅地建物取引士の情報(宅地建物取引士の氏名、免許番号など)
約款(契約についての取り決めを記載したもの)
特約(通常の契約に特別な条件を追加したもの)
特約には退去時の原状回復についてや、短期解約の場合の違約金、建物・室内の使用方法についてなどの注意事項が記載された重要な項目となります。入居時や退去時仁戸名ブルにならないようしっかりと目を通しておきましょう。
その他に駐車場の情報や配置図、ライフラインの連絡先、ペット飼育の誓約についてなどの記載がある場合があります。
上記の内容を『承諾しました』という意思表示のために当事者(大家さん、契約者、連帯保証人、仲介会社)が署名・捺印を行い契約書の完成です。完成した契約書は契約者様と家主様(管理会社)がそれぞれ保管をしておきます。入居中は無くさないよう気を付けましょう。退去の時に契約内容を初めて知った!ということがないようにわからないことは、契約前に不動産屋さんに確認をしておきましょう.