物件の内見時はこういうところを見逃さないで!
最近はインターネットで室内写真や360°画像が簡単に見られるようになりました。
ただ実際のお部屋を見学…となると案外見落としがちな部分もたくさん。
そこで今回は『物件の内見時はこういうところを見逃さないで!』というポイントをお伝えしたいと思います。
① 周辺環境:建物の周辺に目を向けましょう。
【周辺の音、においなど】
建物の近くに線路、幹線道路、工場、お店などはありませんか?
音の感じ方は人それぞれ。そのため気になる音も人それぞれです。
例えば、電車の通過音は気にならなくても遮断機の甲高い音は気になる…。
人が往来する「ざわつき」は気になるが、車の通過音は気にならない…など。
こうした『音』は現地に行かなければなかなかわかりづらいもの。
こうした時間帯による人流、交通量なども担当者に質問しながら見学すると良いかもしれません。
また食品工場や飲食店が近くにある場合は、においなどにも注意してみてください。
私の実体験ですが、とても気に入っていたお部屋の窓を開けると終始飲食店のにおいが流れてきて、外に洗濯物を干せないとあきらめたことがあります。
見学時は昼夜ずっとその周辺にいるわけにもいかないのですが、
自分のライフスタイルに合わせ、こうした周辺環境に目を向けてみるのも一つです。
【建物までの道路状況、交通機関など】
自らが毎日の通勤、通学に利用するのはどのような交通機関でしょうか?
見落としがちなのは「実際その部屋に住み始めたら、どのような交通機関で毎日の生活を過ごし始めるのか?」です。
例えば自家用車での通勤をする場合、建物前の道路や幹線道路に出るまでの道路状況はどうでしょうか。運転が苦手なのに自宅までの道幅が狭く、車の出し入れがスムーズにいかない…などがあれば、あまりお勧めできないかもしれません。
なぜならこうした生活便は毎日のことですし、そこにストレスを感じてしまうのは勿体ないと感じます。
これは公共交通機関でも然りです。
便数、駅・停留所までの時間、距離など、当たり前に思われるかもしれませんが、車で案内をしてもらうと案外気が付かないまま過ぎてしまいがちです。
気になる点は事前に担当者に伝えておくと、アドバイスをもらいながら案内をしてくれますよ。
② 建物:お部屋の中にも目を向けて
【部屋の中から見る周辺環境】
今までは建物の外に目を向けていましたが、今度は実際の部屋中での内見です。
見逃しがちなのは、お部屋から外を見た環境。
インターネット掲載ではとても素敵な部屋内でも実際現地のバルコニーから外を見ると、周囲は高い建物に囲まれて日当たりが悪かった、などの経験もあります。
気になるお部屋を見学する際はこうしたポイントを事前にピックアップして、
『内見はそのポイントを確認するため』と位置付けるのも一つです。
【廊下幅、家電置場の寸法チェックは余裕を持って】
お部屋の内覧が一通り終わると、ご自身の家電や家具がその部屋に入るかな?
と寸法を測る場合があります。
その時によくお話させてもらうのは「寸法を測る時は余裕を持って」ということ。
例えば、壁と壁の間を測る場合きっちりと幅を測る方もいますが、その寸法通りびっしりと家具を並べることは難しいと思います。
特に冷蔵庫、ガスコンロなどは縦・横・奥行きに余裕を持たないと火災や家電性能の低下の原因になることもありますよ。また廊下幅も枠を測るのではなく、ドアの内寸から枠を測るようにしてくださいね。
私達もこうしたポイントを内見前や車内でお伝えしながらご案内することを心掛けています。気になることがあれば、気軽に声がけください。
この内容の関連ブログ
↓クリックしてね。