皆さんは「訓練」と聞くと何を思い出しますか?
私は、小学生のころに校内放送で「地震です。机の下に頭を入れて隠れてください」とか「地震が治まりました。上履きのままで、慌てず走らず校庭に避難して学年毎に出席順に一列に並んでください。」とか「地震が「給食室から火災が発生しました。何も持たず給食室前の廊下を通らず校庭に避難して下さい。」などと言うアナウンスで年に2回程度訓練を行っていたことを思い出します。(年に2回という所が、時代を感じさせられますね!)
災害は何の前ぶれも無くやってきますが、訓練や設備の点検を行うことで被害を最小限度に抑えることが出来ます。今回は、「消防訓練、消防用設備等点検」について考えてみます。
「火事はひとごと、私のところは関係ない」と思っている方が多いと思います。しかし、火災はいつどこで発生するかわかりません。いざという時のため、パニックを起こさず、「安全」で「確実」に行動できるよう、日頃からの訓練が必要です。
※消火訓練
・火災を最小限に抑えるためには消火器や屋内消火栓の使い方を覚えたり、実際に使ったりします。
※通報訓練
・消防隊がより早く到着し確実に活動するために119番通報の仕方を覚えます。
※避難訓練
・安全に避難するために、避難経路の確認や避難誘導を行います。
・消防用設備等の点検には、6ヶ月に1回の機器点検と、1年に1回の総合点検の2種類の点検が義務付けられています。
※機器点検とは
消防用設備等の外観点検や簡単な操作により機能を確認する点検です。
※総合点検とは
消防用設備等を実際に作動させて、総合的な機能を確認する点検です。
消防訓練や消防用設備等点検は、自分自身の身を守るためにも必要なことだと感じていただけたでしょうか?大家さんや管理会社から、「消防訓練の案内」、「消防用設備等の案内」があった場合は、訓練に積極的にすることと点検業務に最大限協力することがマンションやアパートの住人としての義務として受け止めて下さい。
≪一口メモ≫
いざという時のために「119番通報メモ」をご家庭でご準備下さい。
1 火事ですか? 救急ですか?
2 何が燃えてますか?
3 住所は?(出火箇所はどこ?ビル名は?)
4 近くに目標はありますか?
5 あなたの名前は?
6 今、お使いの電話番号は?
※メモ書きにして家族が見えやすい場所に貼り付けておいて下さい。
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