宅地建物取引士(通称:宅建士)試験は2024年10月20日(日)
今年の3月6日に引越しを終えて7ヶ月が経過。
引き続き順調に(新)生活を送っております大野です。
皆様、引越しをして環境を変えてみるのはなかなか良いですよ。
(僕は前の部屋で20年と半年も住んでいましたので)
不動産業界は資格試験の秋を迎えています。
【2024年の試験日】
10月20日 宅地建物取引士
11月17日 賃貸不動産経営管理士
11月24日 マンション管理士
12月1日 管理業務主任者
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋といった表現がありますが、僕たち不動産業界にとっては「資格試験の秋」といったところでしょうか。
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さて、10月20日の第3日曜は「宅地建物取引士(通称:宅建士)の資格試験が行われます。資格の登竜門という言い方もされますが、不動産業界としては所持していたい大事な資格です。
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賃貸借の契約や、売買契約をしたことのある方なら分かると思いますが、契約を締結(交わす)前には「重要事項説明書」という書類の説明と交付が行われます。賃貸借契約であれば「借主」となる方に宅地建物取引士(通称:宅建士)が実施。売買契約であれば売主さんに事前に説明をし、その後「買主」となる方に説明と記名押印。そのうえで書類をお渡しするとなります。
生命保険の契約などでもこの「重要事項説明」というワードは出てきますね。これから控える大事な契約の前に、専門家(資格をもった者)がその契約を交わしてよいかどうか、どのような内容になっているのか、解約や解除の方法や違約金などはどうなっているのか等々。契約をする判断材料となり得る多種多様な内容についてありのままを説明します。その説明を聞いて質問などをして、それならば問題ない。あるいは、その内容で了承をした。という確認をとってから、「重要事項説明書」に署名捺印をいただきます。その後に「賃貸借契約」「売買契約」などの契約書の締結を進めていくわけです。
賃貸で借主さんに行う。とされているのは不動産業者(仲介会社)や貸主は不動産のプロであるが、借主さんは素人であって一般的には情報弱者の立場となります。そのため事前に丁寧な説明を行わないと正しい判断が出来ずトラブルの元になってしまうといった考えからきています。
貸主さんも素人ではないか?という見方も一部あるかもしれませんが、貸主さんは事業者であり、その物件を所有しているので、その建物の事や、不動産全般、契約に関する知識は有しているだろうという見方をします。そのため日頃から熱心に勉強されているオーナー様や、プロの領域については管理会社に委託をして任せているといった方が、特に近年多くなりました。
宅地建物取引士(通称:宅建士)の資格試験ですが以下のような概要です。
●試験の内容
全50問
四肢択一マークシート形式
●出題される問題の内容
民法などが14問
宅建業法が20問
法令上の制限が8問
税法が3問
その他5問
合計50問
(特定の登録講習終了者はその他の5問が免除されます)
僕が感じるのは、問題の文章に特徴があって、これは試験用に慣れなければいけない。と思っていました。遠回しな表現や、
「売主Aが買主BにCの土地」といったような表現が度々登場するなど、図に書いたりしないと1回で内容を理解しがたい問題も多いです。繰り替し過去問題などを解きながら慣れていくしかありません。
また前述の「重要事項説明書」については「35条書面」と言い、「契約書」については「37条書面」という表現がなされます。不動産の経験がない方はたぶんすんなり入れると思うのですが、不動産業の経験者は「35条」「37条」という言い方は普段しないため最初は戸惑うものです。
逆に、
試験に合格して資格者となった人が不動産業界に入って「重要事項説明書」ってなんですか?と戸惑うこともあると聞きます。「35条書面のことだよ」って答えると「なんだ、そうか」となるんだとか。(-_-;)
僕にとっては不思議な現象ですけど、過去に実際なんどかそんなやり取りしたことありますもの。
さて、試験当日まで1週間を切りました。受験される方は最後まで諦めずに頑張ってください。ひたすら過去問を解いて、あと「宅建業法は満点とる」という気合も重要です。試験は5問免除を受けていなければ全部で50問の2時間です。なので1問あたりの平均時間は2分24秒ということになります。試験は個人のペースもあるだろうから一概には言えませんが、本番を想定して過去問も2時間の中で行うことをお勧めします。自分の中でのちょうどよいペース配分が掴めていると尚良しです。
最後に、自分が受験の年にある方から受けたアドバイスを。
試験問題を解いていたら途中で回答が分からなくて止まってしまう事があります。そんな時でも指を動かすようにした方が良いと聞きました。手が(指が)止まると思考も鈍ってしまう。分からなくなると固まって考えてしまいがちだけど指は動かすようにした方が良いよ。との教えを本番でも実施しました。それに、その事を覚えているだけでも「自分はリラックス出来て試験本番でも落ち着いている。いつもの力が発揮できるはず」と自分を落ち着かせることが出来たのを覚えています。ま、聞いたアドバイスの受け売りですけどね。(^_-)-☆
試験は1年に1回しかありませんので頑張ってください。
最後まで諦めずに!
そうです、まだ今年は誰も合格してませんから。
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