インターネットで物件の検索をしたり、お店で紹介を受けたりして気になるお部屋が見つかれば、次は「早速現地に見学に行きましょう」という事になります。物件資料やネットの広告に書かれてある設備やお部屋の間取り、広さ、使い勝手などを見に行きます。
周辺環境も大事ですね。どんなお店があるのだろうか?前面の道路は広いのか狭いのか?交通量は人の行き来は多いかどうか?駐車場は?駐輪場は?掲示板は?ゴミ置場はどこ?
お部屋も肝心ですが、確認しておきたい場所はたくさんあります。特に最近は、物件の見学は一度に数件回る事が多いので、有力な物件がいくつかあるとしたら、その分だけ確認したい項目が増えて分かりにくくなってしまいますね。メモをとる。写真や動画を撮っておくなどして対処しましょう。せっかく時間をかけて見学に回ったのに混乱してしまって物件ごとの印象がバラバラになってしまっては大変です。
お部屋の見学をする時にとても大切になるのが第一印象です。最初にどう感じたのか?の印象を、物件ごとに箇条書きで控えておくだけでも全然違います。後から記憶をたどりやすいと言えます。物件資料やメモ帳などに控えていきましょう。
ところで、お部屋の見学をするなら気候も良く晴天の日が良いですよね。『住まいの見学会』なんて言葉を聞いたことがありますが、ウキウキした気分を高めてくれて楽しい。何よりお出かけがしやすい。部屋を見に行くと予約してたのに、当日が曇ってたり雨なんか降ってたりしたら「あ~最悪だ~」なんて思っちゃうんじゃないでしょうかね?
でも聞いてください。実は、雨の日にこそお部屋の見学をした方が良いのではないか?と思う理由があるのです。
物件を紹介する立場の僕たちにとっても雨の日は嫌なものです。傘が必要になるし足元が濡れそうになるし、運転も難しくなるし。それになんといってもお部屋が暗くなる。明るくて、少しでもいい状態のお部屋を見てほしいのに。お部屋は少しでも良い状態で見てほしいのに・・・。
そうです、僕たちはお部屋を少しでも良く見せたい。これはオーナー様も同じ思いでしょう。ですが、お部屋を探す人にとってはどうでしょう?そのお部屋に住むかどうかの判断材料として、これからお部屋を見る方にとってはどうか?
そうなんです。雨の日(曇りの日もそうですが)ってお部屋にとってはバッドコンディション。住むかどうかの判断基準で言えば、実は良くない状態のお部屋が見られる絶好の(?)機会なんです。
基本的に僕たちは、お部屋の案内時はブレーカーを上げて電気を点けるようにします。明るい方が良いですもんね。いろんな部分がハッキリと見えるし設備の確認などもしやすい。しかし、電気を点ける事でそのお部屋そのものの明るさや採光などは分かりずらくなります。当然ながらどの部屋も明るく見えちゃうから。
ですが、天気の良くない日に電気を点けない状態でお部屋を見ることも大事だったりします。電気無しでも部屋の見学に支障のない明るいお部屋は、きっと普段から陽が差し込み明るい部屋でしょう。中には真っ暗に近い状態なお部屋もあります。残念ながら日があまり当たらないお部屋だという事が分かります。家賃や設備など別の条件を重視していて、日当たりや採光を気にしない方、明るく無い方がいいって方はその方が良かったりするかも。
後は、天気の良くない日の方がお客様の来店が少ない傾向があります。担当者とあまり時間を気にせずにじっくりと部屋探しがしたい!という方も「雨の日の部屋探し」が良かったりするかもしれませんね。
ですので、お部屋探しや見学に行く日がたとえ雨振りの日であっても「あ~残念!」なんて思わず「むしろラッキー!」だと思ってくださいね。なんだか最後はポジティブシンキングのススメみたくなってしまいましたけどね。(笑)