単身の方向けの間取りは、主には「1K」や「1DK」といったタイプと、「ワンルーム(1Rと表記される場合もあります)」とに分けられます。台所スペースと居室の空間が一体になっているか、間仕切りがあって分かれているのかの違いです。
「1K」と「ワンルーム」の違いについて書いたブログ
物件検索のポータルサイトを見ていると間取りのタイプにチェックを入れるようになっています。
デメリットと言えば少し大袈裟ですが、ワンルーム(1R)の間取りについて。よく耳にするのはキッチンと居室が同じ空間にあるので、料理をすると匂いや蒸気が気になる。があります。台所の換気扇を回していても限界があります。この点は居室と独立している方が良いと言えるのでしょう。
ただ、コロナ禍において自然に導入が広まった空気清浄機を置く事で、大幅に改善出来そうに思います。ワンルームに長く住んでいる私も空気清浄機を活用しています。調理を始めると、まるで応援してくれてるかのように一気に清浄機能が働いて大活躍してくれますよ。(笑)
もう1点、間仕切りがなく空間が広いという事で空調が効きにくい。という事があります。1DKの6帖や8帖の部屋とワンルーム(1R)で12帖くらいのお部屋であれば広さが違うので当然です。エアコンの容量にも左右されますが広いが故の欠点と言えるのかもしれません。
先ほど少し触れましたが私はワンルーム(1R)の間取りの部屋に約20年間住んでいます。ずっと同じ部屋です。当分引越しの予定は無いのですが、もしも単身のまま次の引越しを考えるなら同じワンルームを探すだろうと思います。そんなに良いと思うワンルームの間取りの良さとは。
【ワンルームマンションの一例】
洋室12帖と表示があります。この12帖にはキッチンスペースも含まれています。もしも、居室が12帖あって、それとは別に台所が何帖かある1Kのお部屋だったら、その居室は相当広いな。と思いますよね。そうなんです。ワンルームのメリットはズバリ「広い!」という事。この12帖を、もしも1Kだと考えたら居室が8帖、台所が4帖となるわけです。仕切られた分だけ見た目の広さが全然違うわけですね。
【上の間取りの室内写真】
広いと良い事。家具がいっぱい置けます。単身だけど、ベッド、ダイニングテーブル、ソファーなども置けちゃったりします。これが1Kだとなかなかそうはいかない。広い上に壁の面も広いので壁側にいろんな物を置けちゃう。
【テーブル、ソファーなどを配置した一例】
逆にいろいろ配置出来て悩んでしまうほど。1Kだとそんな風に悩めないくらい、家具などの置き場が決められてしまいがち。それは少し不満。
またキッチンスペースも広く使えるから、カウンターっぽく作業台みたいな台を置いたりバリエーションが豊富に考えられる。これってとても楽しい。だから僕も定期的に気分を変えようと模様替えしたりします。ワンルームの間取りだからこそ、やりやすい事だと思っています。
ワンルームにはこのように、おおきなメリットがあります。単身の方にお部屋探しの条件を聞いていると「ワンルームじゃなく居室とキッチンスペースが独立した間取りが良い」と言われる場合があります。もちろんその条件が良くないわけではありません。
でも、他にもっと拘りたい条件があったとしたら、ワンルームかそうでないかが部屋探しの条件の足かせとなってしまっているケースがあります。それはとても勿体ない様に思うわけです。何事も長所があれば短所もあり、短所があるなら逆に長所だってある。
いろいろ物件見ているけど、なかなかピンとくる物件でてこないな~。っていう状況になった時、条件の見直しが必要になったりします。あまり自分はこうだ。こういうのは嫌だ。と決めつけずに柔軟な考え方が停滞しているお部屋探しを劇的に変化させる事だってあります。
今日はワンルームの話でした。
ちなみにですが私は1Kの間取りも嫌いではありませんよ。(笑)