水郷・大洲で出会う夏の風物詩「大洲のうかい」
愛媛県大洲市を流れる清流・肱川。 夕暮れが近づくと、川
面にゆっくりと屋形船が浮かびはじめ、夏の風物詩「大洲のうかい」が始まります。

私も一度この屋形船に乗ったことがあるのですが、
想像以上の迫力で、終始ワクワクしっぱなしでした。
大洲の観光うかいが始まったのは昭和32年(1957年)。 でも、鵜飼そのものは1300年も前から続く伝統漁法で、
『日本書紀』や『古事記』にも登場するほど歴史の深い文化です。
大洲のうかいは、岐阜県の長良川、大分県の日田市の三隈川と並ぶ「日本三大鵜飼い」のひとつ。 期間中は川沿いがにぎわい、屋形船で味わう川魚料理や、
肱川ならではのしっとりした風情を楽しむ人々でいっぱいになります。
鵜匠と鵜が魅せる、息の合った伝統の技
夕暮れが深まる頃、観覧用の屋形船と鵜船が並んで川を進みます。 目の前で鵜が鮎を捕る姿を見られるのが、大洲うかいの最大の魅力。
鵜匠が操るのは元気な鵜たち。 鋭いくちばしで水中に素早く潜り、鮎をしっかりキャッチする姿は、何度見てもすごいと感じてしまいます
そして、鵜は自由に泳ぎ回るため、鵜匠の縄さばきはまさに職人技。 私が舟に乗ったときも、鵜匠の見事な手さばきに「おおっ」と声が出るほどで、
船内の空気が一気に盛り上がりました。 間近で見ると、鵜の動きも鵜匠の技も本当に迫力満点なんです。
肱川のゆるやかな流れ、夕闇に包まれる景色、そして伝統漁法の迫力。 大洲のうかいは、ただの観光イベントではなく、
日本の歴史と文化を体感できる特別な時間です。
屋形船の上で川魚料理を味わいながら、鵜匠と鵜が織りなす妙技を眺めるひとときは、
大洲ならではの贅沢。 私が体験したときも、川風に吹かれながら眺める光景が本当に心地よくて、「また来たい」と思わせてくれる夜でした。
風光明媚な自然に囲まれながら、1300年続く伝統文化に触れてみるのも、夏の思い出づくりにぴったりですよ。
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