2級ファイナンシャル・プランニング技能士資格試験
「ファイナンシャルプランナー」と言った方がしっくりくると思いますが、名刺に書いたりする正式な呼び名は「〇級ファイナンシャル・プランニング技能士」という資格になります。
お金にまつわる様々なライフプランのご提案をするために必要な知識を求められます。
名刺に書き込む場合などは、〇の部分に「1級」「2級」「3級」といった等級を記載するように決められています。等級によって求められる知識も違ってきます。
そもそも、「3級」という等級は、「2級」の受験資格を得るためにある存在です。
宅地建物取引士(通称:宅建士)のように受験資格を問わない試験もありますが、このファイナンシャル・プランニング技能士(以下、便宜上「FP技能士」と、ここでは表現します)の受験用件は、このFPの関連業務に関わっている事が一つの条件とされています。
そのため、まったく関りがないという方は、「2級」の試験を受けることが出来ず、受験資格を得るためにまずは「3級」をとっていただく。という事です。
FP技能士は、年に3回(1月・5月・9月)試験があります。「2級」になると四択式マークシート形式60問の学科試験と、また別の方式となる実技試験の両方の合格が必要になります。
その「FP」とは一言で簡単に表現すると「お金に関する専門家」と言うことが出来ます。
そのため、全部で大きく分けて6つの分野に項目が分かれています。
ライフプラン
教育、住宅取得などの資金計画
社会保険
リタイアメントプランニング
公的年金について
中小法人の資金計画、企業年金など
(2級からは個人だけではなく法人向けな内容も加わります)
2、リスクマネジメント
生命保険について
損害保険について
第三分野の保険について
(一部、保険と税金についても)
貯蓄型金融商品
債権
株式
投資信託
その他の商品など
4、タックスプランニング
所得税の基本、計算
所得控除
税額控除
所得税の申告と納付
個人住民税、個人事業税
法人税、消費税
(ここでも企業向けな内容が出てきます)
宅建業法
民法
税法
法令上の制限
不動産取引全般について
相続税
贈与税
財産の評価
相続対策
事業継承対策
といった具合です。
求められるのは、浅くとも広い知識。
僕なら、その中で特に不動産の知識や経験を活かせるように。
そう思って資格の取得ももちろんですが勉強しなければ。
と思ったからでした。
余談ですが、先日「住宅ローンアドバイザー」の資格を取得しました。
そしたら、早速1件の問い合わせがあったのです。
あったのですが、試験と違って実務は勝手が違って上手な対応をする事が出来ませんでした。その方はそれでも「いろいろ聞けて良かった」と仰ってはくれたのですが、もっとスムーズな応対が出来たはずだと反省しきりです。
そうなるともっといろんな知識も得て、それを応用もしながら自分のものにしていくというサイクルが必要だと自覚しました。ですので、2級FP技能士の取得を目指して勉強頑張ってみたいと思います。
以上、ファインナンシャルプランニング技能士のお話でした。