上記の写真にあるのは何に使うかわかりますでしょうか。これは、腕用ポンプと言われていまして、いまから、50年から70年前に
使用していました、消防用ポンプです。台車でポンプを団員が前と後ろから引いて火事の現場に到着しこの台車からポンプを降ろします。それから、左右に分かれて、交互に腕用の腕を上下に動かして、水圧を上げてホースから水を出すようにします。約10mから20m程度は水が出ます。しかし、よくて30分が限界ですね。昔のひとはよくこんなことをやっていたんですね。すごいとしか言いようがありません。民家火災は火を消すより、まわりに燃え移らないようにすることのほうが、大事だったのは、よく
わかります。とびや掛矢、ハンマーが消防詰所にあるのがよくわかります。とび口や掛矢は燃え移らないように火事のそばの家を
壊すことの目的だったようです。全国には約2200の消防団があり、団員数約93万人の団員がいます。(平成30年10月現在)現在は装備も近代化され、いろいろな災害に対応を余儀なくされています。これからも、いろいろな災害が起こってくることを覚悟して消防団活動に頑張っていただきたいと思います。(今年で消防団を引きましたOBより)