出かける時に、玄関の鍵を掛けていますか?
って質問したら皆さん、いったいなんて答えますか?
「なんでそんなこと聞くの?」
と、まずは疑問に思う方も多いでしょうし、
「ちゃんと掛けますよ。なんで?」
とお答えいただく方も多いでしょう。
ただ、中には
「あんまり掛けたりしてないんですよね~」
とお答えする方もいらっしゃいます。
実は、以前の僕もそっちを答える側でした。
『田舎あるある』とでも言いましょうか。
久万高原町の山奥の出身の僕にとって、
「鍵は掛けるもの」という認識があまり強くありませんでした。
周りのお家も鍵を掛けている家庭はとても少ない。
ちょっと旅行に行ってくるね。っていう時なんか
近所のお家同志で鍵を預けあったりしていました。
僕は、隣のお家のお部屋の中の管理と犬の散歩係。
数日出かける際には、隣のおばちゃんに呼ばれて、
鍵の場所、犬の餌の場所とか全部教えてもらって
お家の方がご不在の間の事を任されていました。
そんなだから、おかしな表現ですが
鍵を掛ける事の方が不自然。だったと言えます。
松山に出てきてからは鍵を掛けるようにはなりましたが
「ちょっと出かける」くらいなら「鍵は掛けない」場合もあります。
田舎の方から引越して来る方にはよくこの話をします。
「鍵はちゃんと掛けんといかんですよ!」
ある統計で知ったのですが、
1階と2階のお部屋があるとして、
盗難に遭う件数はどちらも大差ないのだとか。
一般的に、1階は危ない。2階以上は安全。
と思い込んでる方が多いようですが、そうであれば
1階は用心している。2階以上は油断している。
と言えますし、実際にそうだろうと僕も思います。
これはオートロックの物件にも似たような事が言えます。
「オートロック=安全」というのは危険な考え方です。
安全のためのオートロックだからおかしな表現と思うかもしれませんが
自分で日頃しっかりと鍵の施錠などの防衛をしていて
その上でさらにオートロックだったら安心だよね。
という風に考えていただきたいです。
以上の事から、
・オートロックだから安心
・2階以上だから安心
・ちょっと出かけるだけだから
などの理由で鍵の施錠をしないのは大変危険です。
鍵をしっかりと閉めるのも、ある意味マナーの一環
安心安全な生活を過ごすために最低限の自己防衛は必要。
そう思って鍵を掛ける事を習慣にしてください。