公益財団法人「日本賃貸住宅管理協会」(通称:日管協)という団体が昨年12月に発表した「2022年日管協短観」の中に「賃貸住宅の平均居住期間」という興味深い数字がありました。今までは過去の数字から「なんとなく4年くらいでしょうか?」という回答をしていたのですがデータが更新されたのはとてもありがたいです。
平均居住期間
単身世帯・・・3年3か月
家族世帯・・・5年1か月
平均すれば4年となりますが、単身世帯と家族世帯(2DK以上)でけっこう差が出ている事も分かります。傾向として年々居住期間は短くなっているように思います。
これは、敷金ゼロ契約など賃貸借契約の種類の多様化により、引越し先の契約が容易になった事の影響が大きいのではと考えます。
ちなみに調査内容の概要として
調査方法:インターネットのアンケート調査
調査対象:日管協会員の賃貸住宅管理会社
対象期間:2021年3月~2022年4月
全国504社の管理会社が対象だったようです。
(当社は含まれておりませんが)
全国の平均居住期間が分かると、それぞれの入居者様の退去時に、入居期間が「平均並み」「短め」「長め」などの相対的な判断が出来ます。入居期間の長短が退去時の精算に影響を与える事があります。これはオーナー様にもご理解が必要な事でもあります。今後のトークでも使って行こうと思う統計でした。